2024年9月7日 細胞研究会

 旭川赤十字病院 曲師 妃春 記

 9/7(土)15:00~ 症例検討会が開催されました。コロナ禍ではZoomを用いて開催しておりましたが、対面での開催は久しぶりでした。
 1症例目は、市立稚内病院の蠣崎技師から「膵臓」の症例が提示されました。症例の正解を含めたすべての選択肢の細胞像や組織像の提示、癌取扱い規約、WHO分類を絡め、どこの部分に着目し細胞像を読み解くべきかなどを丁寧に解説していただきました。
また2,3症例目は、旭川赤十字病院の竹内技師から「呼吸器」の2症例が提示されました。実際の経験に基づいた悩ましい症例は、細胞検査士が明日にでも遭遇するものであり、診断に迷った場合の他施設の対応方法もお聞きすることができ、非常に有意義でした。
 今回の症例検討会は、1つの症例に対し複数の細胞像および選択肢が提示した後、参加された細胞検査士が細胞所見を述べ、その後解説を行うという方法で行われたため、他の細胞検査士がどのような点に着目し報告を行っているかを拝聴することができ、自分とは異なる視点、同じ視点で診ているなど、個人個人の気づきにつながったものと思われます。


 

 

 

 

 

 

 

 

談話会代表者:曲師 妃春

2024年09月12日