道北ブログ
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2024年9月21日 あさひかわ健康まつり
第96回北海道医学検査学会を終えて
2024年9月12日 臨床生理談話会
旭川リハビリテーション病院 松本 尚枝 記
9月12日(木)に市立旭川病院大会議室にて「全て教えます! 虚血性心疾患の心電図~基礎から応用まで~」という題名で、心電図研修所合同会社の柴田正慶先生にご講演頂きました。
参加人数は46名で学生さんや他職種の方も参加してくれました。
講演題名の通り、心電図の基礎から応用までを詳しく教えてくださり、とても深い内容でした。
心臓の3D画像を用いて冠動脈の走行と位置、それにより心電図がどう変化するかをいくつもの症例を交えて説明して頂き、さらに心電図の奥深さを知りました。
1時間半の講演でしたが、あっという間に過ぎてしまう位の有意義な時間を過ごす事が出来ました。
不馴れな司会でしたが、皆様のご協力もあり、勉強会を無事に終える事が出来ました。
講師の柴田先生、参加して頂いた皆様にはこの場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました。
談話会代表者:松本 尚枝
2024年9月7日 細胞研究会
旭川赤十字病院 曲師 妃春 記
9/7(土)15:00~ 症例検討会が開催されました。コロナ禍ではZoomを用いて開催しておりましたが、対面での開催は久しぶりでした。
1症例目は、市立稚内病院の蠣崎技師から「膵臓」の症例が提示されました。症例の正解を含めたすべての選択肢の細胞像や組織像の提示、癌取扱い規約、WHO分類を絡め、どこの部分に着目し細胞像を読み解くべきかなどを丁寧に解説していただきました。
また2,3症例目は、旭川赤十字病院の竹内技師から「呼吸器」の2症例が提示されました。実際の経験に基づいた悩ましい症例は、細胞検査士が明日にでも遭遇するものであり、診断に迷った場合の他施設の対応方法もお聞きすることができ、非常に有意義でした。
今回の症例検討会は、1つの症例に対し複数の細胞像および選択肢が提示した後、参加された細胞検査士が細胞所見を述べ、その後解説を行うという方法で行われたため、他の細胞検査士がどのような点に着目し報告を行っているかを拝聴することができ、自分とは異なる視点、同じ視点で診ているなど、個人個人の気づきにつながったものと思われます。
談話会代表者:曲師 妃春
2024年9月6日 微生物研究会
市立旭川病院 藤田 佳奈 記
9月6日(金)市立旭川病院中会議室にて、~結核の現状とIGRA検査について~と題して(株)キアゲン 諸江雄大 氏にご講演いただきました。参加者は12名で、遠くは札幌からのご参加もありました。
潜在性結核感染症のスクリーニング検査には、IGRA検査(リンパ球を抗原刺激、培養しINF-γを遊離させ測定する)が用いられています。結核菌に対するIGRA検査は、医療従事者の入職時健診や接触者健診、生物学的製剤などの薬剤使用前の結核感染スクリーニングで実施されています。病院で取り扱う院内検査でなく、外注検査(検査センター)として取り扱われているので、名前は知っていても、検査方法や結果の解釈については、正直よく理解できていませんでした。しかし、時々医師から結核菌IGRA検査の結果解釈について問い合わせを受ける機会があります。特に、微生物検査や感染対策チームに従事している検査技師は結核菌のIGRA検査結果の解釈についても理解しておくべきであり、とても有意義なご講演でした。
談話会代表者:藤田 佳奈
会員親睦納涼ビールパーティを終えて
タスク・シフト/シェアに関する厚生労働大臣指定講習会 in 北医専 Part.4
2024年5月25日 細胞研究会
旭川赤十字病院 曲師 妃春 記
今年度、旭川市内に6名の細胞検査士受験予定者がいるという情報を得たため、本勉強会を企画しました。当初道北地区限定と考えていましたが、該当者は他にもいるはずと考え直し北臨技NEWSへ掲載する運びとなりました。とはいえ、症例発表でも学術的内容でもないものをどう進めるか、遠方からの参加を想定し土曜開催となると…など全て初めての試みでしたが、定員15名のところ18名の方々(道北、道東、十勝、空知、札幌)から地区の垣根を越えた申し込みがありました。当日は3名の講師が筆記&画像問題を交えながら講演を行い、メモを取る方、微動だにせず正面を見つめる方など、各自のスタンスで講師陣の話に聞き入っていたようでした。講師と類似した勉強法をされている方は方向性に間違えがない、または何が足りないのかなどを認識することができ、異なる勉強法を行っている方にも、そんな方法もあるのかと何かしらの参考になったのではないかと思います。
貴重な時間を割き遠く旭川までお越しいただいた方を含め、事前の細胞診検査士有資格者アンケートにお答えくださった皆様、講師陣、アドバイザーなど全ての参加された皆様にこの場を借りてお礼を申し上げます。受験される方には、吉報が舞い込むことを祈念いたします。ご参加ありがとうございました。
*質問はこちら
2024年4月13日 令和6年度 道北臨床検査技師会定期総会
2024年2月2日 細胞研究会
旭川赤十字病院 曲師 妃春 記
今回はやっと!対面(一部Web)での勉強会を開催することができました。
日本BDの幸野さんは当初旭川で講演予定でしたが、翌日からアメリカ出張となったためZoomでの講演(幸野さんのPCが直前にクラッシュするトラブルに見舞われたものの、なんとか!)となりました。LBCは導入されてから10年以上が経過しておりますが、LBCの原理からBDのWebコンテンツが充実しているというお話までお聞きすることができました。
もう一つは、道北地区内8施設の病理技師のアンケート報告会を行いました。アンケート内容は病理組織診、細胞診、遺伝子検査まで多岐にわたりましたが、皆さんのご協力があり行うことができました。この場を借りて、改めてお礼申し上げます。
私が知る限り、他施設の状況や運用方法の詳細を知ることはこれまでなく、貴重な報告会となりました。またこれまでコロナの関係で顔を合わせることができなかったため、顔写真の提示も含め、全8施設から発表をしていただきました。かなりのボリュームで時間を超過してしまいましたが「よかった・参考になった」という感想がほとんどを占める結果となりました。
ご参加くださった皆さん、長時間にわたりご参加ありがとうございました。
写真は、勉強会後の情報交換会の様子です。気が付けば、平均年齢がグッと下がった病理技師達。
親睦を深め、若い世代も横の繋がりができました☆
2024年2月3日 第106回上川北部検査談話会
名寄市立総合病院
吉田 英樹 記
今回は凝固機能検査をテーマに会員発表を企画し、さらに積水メディカル小泉氏を講師に招き講演いただきました。
松前技師はAPTT延長症例にフォーカスした演題でした。APTTの延長原因には内因系凝固因子活性低下、抗リン脂質抗体症候群、共通系凝固因子活性低下、肝障害、ビタミンK欠乏症など様々な要因があります。実際に経験した症例をもとに、様々な要因を追及する過程をわかりやすく提示してくれました。当直業務等で、血液担当以外の技師が凝固系検査のパニック値に遭遇した際に「パニック値です」とただ報告するだけでなく、今回報告された症例のように異常値となった要因を推定することで、一歩進んだ結果報告ができると思われました。
小泉氏の講演は異常データに遭遇したときに対応すべき問題について詳細に解説していただきました。松前技師の演題内容にも関連して解説してくださり大変分かりやすく非常に勉強になりました。採血状況や遠心条件、検体の状態などのたくさんの要因が検査値の誤報告につながります。凝固検査検体取扱いに関するコンセンサス要旨が提示されていますが、実際にコンセンサスが遵守されていない実情もあり、自施設の条件を再確認する良い機会になりました。
質疑応答はこちら
第95回北海道医学検査学会に参加してきました!
2023年11月1日 臨床免疫・生化学談話会を終えて
旭川厚生病院 上田 晋也 記
今回は、分析技術を深めよう~精度管理の重要性~という内容で積水メディカル株式会社 小泉先生に講演を依頼しました。
生化学は自動化が進んでいる為、生化学のみ長年担当する技師が少ない傾向にあります。大きい病院では、先輩技師に聞くことも出来ますが、そうでない病院の方が多いと思います。
今回の内容は、基礎を中心として普段一人で精度管理を行っている技師をターゲットにしたためベテランの技師には物足りない内容に感じたかと思います。
今後は、徐々に講演内容のレベルを上げて道北臨床検査技師会全体の底上げが出来ればと思います。
来年度は、対面で行い免疫化学を行っている技師の繋がりも強めたいと思います。
今回、参加して頂いた方には大変感謝致します。そして、次回の対面での参加もお願いします。
あさひかわ健康まつりに参加しました!
2023 年10月4 日 輸血談話会を終えて
道北勤医協一条通病院 石持 弘紀 記
私が担当となって1回目の輸血談話会・勉強会を2023年10月4日に開催しました。
今回ご講演いただいたのは、皆様おなじみの北海道赤十字血液センター 旭川事業所 山本 健さんです。輸血ガイドラインの最新の情報等を非常にわかりやすく、要点をとらえてご説明いただき勉強になりました。また、今回ZOOMでの開催となりましたが、新型コロナウイルスが5類に変更になったこともあるので、なるべく対面での開催をと企んでおります。
やはりZOOMの画面越しではなかなか聞きにくい事もあるのかとも思いますし、各ご施設様の許容される範囲ではありますが、直接会って皆でディスカッションできるような環境が望ましいとも思います。
そして次回は、技術的な部分のご講演をお願いしようと考えておりますので楽しみにしていてください。
2023 年9 月29 日 微生物研究会・一般検査カンファレンスを終えて
市立旭川病院 中央検査科 藤田 佳奈 記
9月29日(金)、旭川微生物研究会と一般検査カンファレンス合同の講演会を開催しました。当日は検査血液勉強会も別会場で同日開催だったため、参加者が分散してしまう恐れがありましたが、約30名の方々に参加いただきました。ありがとうございます。参加者には今後の活躍が期待される若い技師や学生の姿もあり、非常に嬉しかったです。
今回は尿路感染症にフォーカスを置き、演者は市立旭川病院 総合内科 鈴木聡先生、市立旭川病院 盛永清香技師、市立旭川病院藤田の3名で、実際経験した2症例を題材に、医師、一般検査、微生物検査の視点で講演を行いました。日常業務に追われているとその分野の“点”にとらわれがちですが、臨床検査という広い視野でみると“線”で繋がっていて意味があるものです。他覚的に物事をみる、考えることはとても重要であると感じました。
ここ数年は感染症流行の影響で、対面形式での勉強会が開催困難でありましたが、ようやくその制約も解消されつつあります。分野、施設問わず、臨床検査技師のネットワークを広げ、また皆さんの知見を深めるためにも、今後も有意義な講演会を企画・開催していきたいと思います。是非ご協力のほどよろしくお願いします。
2023 年9 月29 日 検査血液 勉強会を終えて
旭川厚生病院 医療技術部 臨床検査技術科 後藤 裕太 記
2023年9月29日(金)に、2023年度第1回検査血液勉強会を厚生病院別館にて現地開催で行いました。講師として、ロシュ・ダイグノスティックス株式会社の雲類鷲雄一先生をお招きし、「ISO15189:2022への対応と業務改善のコツ」と題しまして、ご講演を賜りました。
改版内容だけではなく、普段のルーチン業務プロセスを深くまで可視化することの有用性や精度保証における妥当性の重要性など、血液部門のみならず、他分野にとっても大変勉強になるお話ばかりでした。雲類鷲先生有難うございました。
さて、2年連続でISOのお話になってしまったので、次回は血液疾患に的を絞り、形態(末梢血,骨髄像)や治療法などで考えていきたいと思います。
血液分野担当の方は、いつでもいいので連絡ください!!
勉強会案(やってほしいこと)をいっぱいください!!
最後に、第1回検査血液勉強会に来てくださった皆様、誠にありがとうございました。
2023年9月15日 臨床生理談話会 勉強会を終えて
木原循環器科内科医院 二階堂貴一 記
2023年9月15日にQT延長症候群と突然死、左脚ブロックを心エコーで診ると題し、市立旭川病院中央検査科の石山拓真技師と二階堂が講演を行いました。
石山技師には遺伝性と二次性のQT延長症候群にたいして症例を交えてわかりやすくご講演していただきました。QT延長はよく見る心電図異常であり遺伝性と二次性に限らず突然死のリスクになります。みなさんもQT延長をみたら勇気をもって医師に報告し命を救って下さい。
私は、左脚ブロックを心エコーでどうように評価しているのか、そして心臓再同期療法の適応についてお話させていただきました。左脚ブロックは何かしらの心疾患を有することが多く、また、心臓再同期療法の適応になる症例を見逃さない為に、今回参加して下さったみなさんには是非とも臨床に役立ててもらえると幸いです。
今年度から対面にもかかわらず46名と大変多くの人に参加していただきました。
この場をかりて感謝いたします。ありがとうございました。
今後も楽しい勉強会を企画したいと思っていますので臨床生理談話会をよろしくお願い致します。
2023年8月25日 細胞研究会 ZOOM ONLINE を終えて
旭川赤十字病院 曲師 妃春 記
2023年8月25日に『悪性リンパ腫のトピックス』と題し、旭川赤十字病院 病理診断科 菊地智樹先生にご講演を賜りました。先生は血液疾患をご専門のため、悪性リンパ腫に関わる最新情報(WHO分類第5版やICC分類についてなど)から、実際に悪性リンパ腫と診断されるためのアプローチの方法、免疫組織化学染色の意味など、大変多くの事を丁寧にご講演いただきました。
また本講演は、細胞研究会として初めて全道へZoomオンラインで配信を行いました。このため道北地区のみならず、ほぼ全道の地区会員の方々にご視聴いただきました。中には血液分野でご活躍中の方や、自施設に血液内科がないにも関わらずご視聴された熱心な会員の方々も見受けられ、「免疫染色のオーダーがどのような意図で行われていたか理解できた」「細胞診でリンパ腫を疑う際にどこまで言及すべきか、また積極的に生検を勧めていいのか迷うことが多かったが、今後のスクリーニングに活かせる講演内容で非常に勉強になった」などの感想をいただきました。
多くの会員の皆様のご視聴、ありがとうございました。
タスク・シフト/シェアに関する厚生労働大臣指定講習会 in 北医専 Part.3
旭川厚生病院 医療技術部 臨床検査技術科 : 後藤 裕太 記
2023年7月23日タスクシフト/シェアに関する厚生労働大臣指定講習会が北海道医学技術専門学校にて開催されました。すでに過去2回旭川市で開催され、 それぞれのしっかりとした感想がブログサイトに記されていますで、ご参照頂きたいと思います。 私の感想を一言で表すならば「実技講習めっちゃ楽しい!!!」。これに尽きると思います。期間が空き、Webでの基礎学習の内容も薄れている頃でしたが、各講師の先生方や実務委員の皆様の熱心な講義に、「もっと学びたい・どうすればうまく出来るだろう」と各講習全てで思うくらい、あっという間の時間でした。北臨技,道北臨床検査技師会の皆様、旭川市で開催して頂きありがとうございました。閉講式では、道北臨床検査技師会森田会長のお話があり、会長を始め、実務委員の皆様の、「旭川開催でどうすれば皆が講習を楽しく,わかり易く学べるか」に重きを置き開催して頂いているとのお話を聞き、旭川で参加して本当によかったなと感じました。来年は旭川で北海道医学検査学会が開催され、今一番乗りに乗っている道北臨床検査技師会で是非タスクシフト/シェア実技講習会に参加されてはいかがでしょうか。
会員親睦新歓ボウリング大会を終えて
2023年6月10日 第105回上川北部検査談話会報告を終えて
名寄市立総合病院 臨床検査科 吉田 英樹 記
開催日:2023年6月10日
講 師:栄研化学株式会社 高畠 睦輝 氏
題 目:「生化学・免疫検査における定量測定系の基礎知識」
今回の上川北部検査談話会は約4年ぶりに対面形式での開催となり23名の参加がありました。コロナ禍による影響のため満足のいく活動が出来ない状態が続いている間に、上川北部検査談話会にも新しい顔ぶれが増え若手の検査技師が増えていることから、日当直などで全ての検査技師が関わる生化学・免疫検査の基礎的な内容を企画しました。
自動分析装置の精度が上がり、正確な数値が出ることが当たり前のように錯覚してしまいますが、反応原理の特徴や様々な要因による検査結果への影響などを知っていなければ、異常データへの対応が出来ず誤った検査結果を報告することになってしまいます。今回の講演では学生時代に聞いたことのある基礎的な原理をはじめ、異常反応への考え方や対応の仕方など解析の実例を挙げて詳細に解説していただき大変勉強になりました。
また、講師と直に質疑を交わし、参加した会員同士で情報交換などができ、改めて対面形式のメリットを感じることができた談話会となりました。
2023年4月1日 2023年度定期総会を終えて
札幌臨床検査センター 道北支店 松原美由紀 記
2023年4月1日(土曜日)、道北臨床検査技師会定期総会が開催されました。今年度も新型コロナウイルス感染症対策のため総会執行役員のみが集まり、道北勤医協一条クリニックよりZOOM WEB方式での進行でした。本定期総会には2023年4月1日現在、会員数350名に対し34名の会員が出席し、委任者数228名を合わせ、決議賛成者262名により議案審議は滞りなく終了しました(262名/350名にて過半数超えを確認しました)。なお、例年開催されます永年勤続表彰式は、総会同様感染対策のためご報告のみとなりましたが、9名の表彰者の皆様におかれましては心からお祝い申し上げ、今後の益々のご活躍をお祈りいたします。
2022年度は定期理事会もZOOM開催のため画面越しの会議が続きましたが、定期総会に書記として参加したことで役員の方々と直接お会いする機会となり、短い時間でしたが顔を合わせお話が出来たこと自体大変嬉しく、貴重な時間でした。今後の感染症流行状況によりますが、これまでより他の施設や技師の皆さんと交流や情報交換出来る場が増えることを期待したいです。
2023年3月17日 微生物研究会を終えて
富良野協会病院 杵渕貴洋 記
2023年3月17日(金曜日)、今年度最後の旭川微生物研究会を開催しました。新型コロナウイルス感染症により、約3年の間、会員が集まり研究会の開催が出来ませんでしたが、今回、現地+webのハイブリッドで開催しました。久しぶりに再会できた喜びなのか、微生物研究会のメンバーたちの顔が明るかったことが印象深かったです。今回も旭川地区外からの参加があり(本州からも参加あり)、現地+webという形式は今まで以上に会の活性化につながると思いました。今後もハイブリッド形式で開催していきます。今回の研究会では、ASMガイドラインの腸管寄生虫検査法について、旭川医大病院の小林技師に紐解いていただきました。ASMガイドラインですので全て英語のガイドですが、それを研究会用に日本語に要約していただき、ガイドの紹介をしていただきました。日本にはない検査法・試薬も我々の知識のアップデートに繋がりました。英訳が大変だったと思いますが有意義な時間を過ごすことができました。小林技師、ありがとうございました。
今年度をもって、会の代表を退任します。次年度からは市立旭川病院の藤田さんが代表となります。今まで以上に活気のある会にしてくれると思います!次年度も旭川微生物研究会をよろしくお願いします。
2023年3月8日 細胞研究会 ZOOM ONLINE を終えて
旭川赤十字病院 曲師 妃春 記
2023.03.08 症例検討会@Zoom on line
2023年3月8日18:00~、昨年に続きZoomを用いて症例検討会を開催しました。今回は名寄市立総合病院 吉田英樹技師から「子宮頸部」、市立旭川病院 勝見友則技師からは「体腔液(腹水)」の2症例をご提示いただき、その他、病理・細胞診を自施設で行っていないご施設向けに「細胞診ミニ基礎講座 細胞診検体の保管方法」を行いました。
症例発表では2症例とも非常にきれいな細胞像の提示と、丁寧な解説をしていただき、日ごろの情報のアップデートが大切であることを再認識しました。参加者からも「解説が分かりやすく、聞きやすかった。」「長期間を経て、癌の転移が見つかることに驚いた。」などの感想が寄せられました。またZoom開催の利点でもある、「遠方のため、オンライン開催がとてもありがたい」という、広い道北地区ならではの感想もいただきました。
症例に対する質問は、各発表者にご回答いただきました。詳細は下記リンクに掲載しておりますので、そちらでご確認ください。
沢山のご参加ありがとうございました。
2022年12月21~28日 臨床免疫・生化学談話会を終えて(YouTube配信)
道北勤医協一条通病院 検査科 石持 弘紀 記
私が担当となってから、今回2回目となる臨床免疫・生化学談話会をオンデマンド方式で開催しました。積水メディカルの学術企画グループの野上様にも、動脈硬化性疾患予防GL改訂ポイントと脂質検査データの見方についてを、詳しくご説明いただき誠にありがとうございました。動脈硬化性疾患予防のガイドライン改定については、多方面の分野でも為になる内容となっており、しっかりと学ぶ事ができたかと思います。
自身の講演では、性感染症である梅毒についてをその歴史からお話させていただきましたが、現代増加傾向を続けるその性感染症をいま一度警鐘を鳴らす意味でも、題材として面白いかなと思い取りあげる事にしました。現代のように、メディアやネットワークのない500年以上前に流行した時の恐ろしさの雰囲気は想像を絶するものがあります。今でこそ当たり前に治癒できる病として挙げられますが、感染者の増加を減少に転じさせ根絶させたいものですね。
当院では新卒から2年目~3年目にあたる技師も在籍しており、次回の談話会ではその時期での疑問点や現在取り組んでいる検査の内容などに触れてみようかなと考えております。
皆さまのご施設でも、取り上げてほしい題材等ありましたら是非とも連絡くださいますようお願い致します。
2022年11月16~30日 検査血液勉強会を終えて(Youtube配信)
旭川厚生病院:後藤裕太 記
会員の皆さんこんにちは。2022年度検査血液勉強会代表の旭川厚生病院の後藤です。今年度初の勉強会を11月16日~11月30日の期間、Webにて開催させて頂きました。講師をJA北海道厚生連帯広厚生病院の中村浩三技師に依頼し、「ISO15189と血液検査」の内容でご講演頂きました。近年取得施設が増加傾向にあるISO15189ですが、血液検査室を主眼とした勉強会は数が少なく、今回の勉強会においては取得しているしていないに関わらずとても参考になる話ばかりであり、各施設に還元できる内容が多くあったのではないかと考えます。中村浩三技師貴重なご講演ありがとうございました。
さて、私自身は昨年帯広から転勤してきたばかりであり、道北地区の皆様とは未だに顔を合わせる機会が無く、とても残念に思っておりますが、検査血液勉強会を通じて多くの方と交流し道北地区を盛り上げていこうと考えておりますので、何卒宜しくお願い致します。
また、聞きたい内容や学びたいテーマ、やってみたいこと等ありましたらいつでも連絡お待ちしています!!!
2022年10月3~16日 細胞研究会を終えて(Youtube配信)
旭川赤十字病院 医療技術部病理課 曲師 妃春 記
2022年10月3日~16日の期間、「造血器腫瘍を中心としたメイギムザ標本の見方と細胞診への活用」と題して、市立旭川病院中央検査科 勝見友則技師を講師とし、オンデマンド講演会を開催いたしました。勝見技師は細胞診と血液塗抹標本の鏡検をルーチン業務で行っているため、病理(細胞診)技師ではなかなか見ることの少ない骨髄標本を絡め、基礎的なメイギムザ標本での細胞像の見方を、きれいなスライド写真と共に供覧していただきました。
視聴の方々からは「苦手意識のあるギムザ染色について、理解することができた」「小型リンパ球を認識してから…という過程が、非常に参考になった」という感想が数多く寄せられました。
今回は道北地区以外にも、北見、帯広、札幌地区から、また日ごろ病理・細胞診に携わっていない方からも視聴があり、関心が高かったと感じております。
いただいた質問に対する回答は、下記の質疑応答のリンクに掲載しておりますので、そちらでご確認ください。
ご視聴ありがとうございました。
タスク・シフト/シェアに関する厚生労働大臣指定講習会 in 北医専 Part.2
旭川赤十字病院 医療技術部検査: 木下 陽介 記
2022年9月18日、タスクシフト/シェアに関する厚生労働大臣指定講習会が北海道医学技術専門学校にて行われ、旭川では2回目の開催となりました。
講習会を受講し、追加資格を取得したことで、臨床検査技師が様々な医療の現場で力を発揮することができ、更なるチーム医療への貢献が期待できるようになりました。
現状なかなか実際に業務として携わることは、まだ先の話かもしれませんが、今後の臨床検査技師の業務拡大と医師の労働時間短縮という医療体制の流れにあるため、この講習会で得られた知識や経験を活かしていけたらと思います。
実際に実習をしてみて、なかなか慣れない作業が多く難しかった反面、グループの人たちと協力し合いながら楽しく講習会を受講することができました。つきましては、実務委員の方々は大変お忙しい中にも関わらず、前準備から当日の進行などスムーズな講習会を開催して頂き、誠にありがとうございました。
2022年9月2日開催 生理談話会を終えて(ZOOM形式)
生理談話会代表 旭川医科大学病院: 米沢 太享 記
臨床生理検査談話会としては今年度初めてとなる講演会を2022年9月2日(金)にZoomを使用して行いました。講師は心電図研究所合同会社 代表取締役の柴田正慶先生にお願いをしまして「一度は見ておこう! 緊急を要する心電図」と題してご講演をいただきました。「徐脈性不整脈」「頻脈性不整脈」「虚血性心疾患」について1時間半以上に渡り、非常に詳しく解説していただきました。定員100名のところ、北海道内外から我々の予想を上回る視聴者が集まりました。そのため、柴田先生の御高配をいただき事務局からオンデマンド配信を致しました。リアルタイムでご覧いただけなかった皆様、申し訳ありませんでした。今後も積極的に談話会を開催していければと考えております。ご協力をよろしくお願いいたします。
2022年7月25日~8月5日 輸血談話会を終えて(Youtube配信)
旭川厚生病院: 平山 健 記
自分が談話会代表となってから初の勉強会を7月25日~8月5日の期間でWebにて開催させて頂きました。第1回目となった今回は講師を皆さんお馴染みの血液センター旭川事業所
学術情報・供給課の山本さんに依頼し、「コロナ禍における輸血医療の状況」と題し献血者の動向、輸血用血液製剤使用量の変動、ECMO装着患者への輸血など、血液センター職員でしか知りえない貴重なお話をして頂きました。YouTube上の視聴回数も50回以上を記録しており、多くの会員の皆さんに見て頂けたものだと感じております。
コロナ禍にて談話会活動が思うように出来ていませんでしたが、今年度からは少しずつではありますが、会員の皆さんに有益な情報をお届けできればと考えています。今後ともご参加・ご協力の程、宜しくお願い致します。
2022年7月22日 微生物研究会を終えて(ZOOM形式)
旭川赤十字病院 曲師 妃春 記
2022年7月22日(金曜日)、2022年度1回目の微生物研究会を開催しました。COVID-19が流行してから初の開催でした。実に2年半ぶりの開催です。どうにか対面開催をと企画していましたが、次から次へとでてくる変異株の影響もあり、Zoomでのオンライン開催となりました。久しぶりの開催ということもあり、微生物研究会らしくSARS-CoV-2の話題で勉強会をと考えましたが、感染症はCOVID-19だけではありませんので、初心に返り、よりよい微生物検査とは何か、どういった検査機器を使うことで微生物検査技師が最高のパフォーマンスを発揮できるのかといった、臨床に寄り添った微生物検査について2名の技師に発表いただきました。会の終了後に提出していただいた名簿では23名の参加でしたが、Zoom上にはもっと多くの方々が参加されていました。今回は道外からの参加者もありました。Web開催は地域関係なく集えるというメリットもありますので、しばらく続くであろうこの状況では次回もZoom開催かもしれません。そのときはまた参加のほどよろしくお願いします。
タスク・シフト/シェアに関する厚生労働大臣指定講習会 in 北医専
旭川赤十字病院: 三上 睦月 記
2022年6月12日、北海道医学技術専門学校にてタスクシフト/シェアに関する厚生労働大臣指定講習会が開催されました。 53名が参加し、3グループに分かれて静脈路確保・造影剤注入・成分採血等・持続皮下グルコース検査・吸引痰検査・肛門機能検査・内視鏡検体採取・誘発電位検査等運動誘発電位検査の8項目に関してローテーションしながら講習を受けました。模型を使用しての実技講習では、留置針など実際に現場で使用されている医療器具に触れることができ、動画を視聴するよりも理解が深まりました。また、事前に座席が決められており普段交流のない他施設の方々と情報交換する良い機会となりました。今後も道内各地で、タスクシフト/シェアに関する厚生労働大臣指定講習会を開催する予定となっておりますので、たくさんの参加をお待ちしております。
2022年5月18日 一般検査カンファレンスを終えて(ZOOM形式)
旭川医科大学病院 臨床検査・輸血部: 野澤 佳祐 記
一般検査カンファレンスでは、2022年度の1発目としてZoomにて「道北尿沈渣力向上運動」と題し、尿沈渣の見方についての研修を企画いたしました。道北会員の皆様の尿検査・尿沈渣の検査技術を少しでも底上げできればという思いで行いました。今回の研修では道北地区の会員のみならず道北地区以外、そして本州からも参加があり、総勢49名が参加されました。さらに本研修では、一般検査分野ではほぼ初?な顕微鏡動画を添えて、ハンズオンセミナーならぬ「アイズオンセミナー」のように、参加者と共に模擬検査を行いました。研修後、尿沈渣の鏡検時の考え方が理解できたなどの感想をいただき好評でした。参加していただいた会員の皆様ありがとうございました。今回は、「その1」とさせていただきましたが、機会があれば「その2」を企画しております。普段一般検査に携わっていない方も、ぜひ一度一般検査カンファレンスにご参加ください。
2022年4月26日 旭川検査血液勉強会を終えて(Youtube配信)
市立旭川病院中央検査科 越高 正広 記
旭川検査血液勉強会では、コロナ禍において今回初の試みとしてオンデマンド配信による勉強会を企画しました。内容は『T/NK細胞白血病・リンパ腫の細胞を見てみよう』ということで、血液担当や細胞診担当の方など多数の皆様にご視聴していただきました。誠にありがとうございました。
普段から血液像を見ている方でもATLL以外のT/NK細胞白血病やリンパ腫の細胞はなじみが薄いと思いますが、今回は特にATLL以外の細胞について主にその細胞像を提示しました。特にAggressive NK細胞白血病は非常に稀な白血病で、最近当院で経験した2症例について細胞像を紹介させていただきました。また、異型リンパ球と腫瘍性リンパ球の鑑別については、皆さんご苦労なさっていると思いますが、鑑別ポイントについて若干説明させていただきました。
コロナ禍ではオンデマンド配信による勉強会は仕方のないことと思いますが、早くコロナが終息し以前のような勉強会に戻ることを期待したいと思います。
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道北臨床検査技師会 ホームページ担当: 石持 弘紀
ホームページの大幅リニューアルに伴い、各行事などのイベントの様子をこちらで掲載していきます!
過去の記事も追ってこちらに載せる予定です。